【紙コミックス①巻11/8発売②巻12/6発売✨】鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
そればかりか、鬼畜は、
「綺麗な侑李さんの、その、怒りに満ちた表情、何度見てもいいですねぇ? ゾクゾクして、もう、堪りません。余りにもいい表情を見せてくれるので、僕ももうそろそろ限界のようです。侑李さんも、もう、限界のようですし。今日は初めてということで、お愉しみは先に取っておいて、まずは、お互いの相性を確かめてみましょうか?」
やっぱり不可解な、よく分からないことをほざきながら、私のあけっぴろげたままの脚の間から、私の身体の上へとのしかかってきて。
わざと欲情してズボン越しでも確認できるくらいに、その存在を最大限に鼓舞している昂ぶりを宛がわれ。
確かに身長は百八十センチはあるだろうけれど、中世的な甘いマスクには不釣り合いなくらいに膨れ上がった昂ぶりに。
ーーこんな大きなモノを受け入れろっていうの? と、私が思わず慄いて、腰が引けそうになるのを。
ぐっと腰を落としてきた鬼畜によって、ベッドに腰を押さえつけるようにして昂ぶりで巧みに撫で上げられてしまい。
それだけで、下腹部の奥の方が、その先の行為に期待するようにキュンと切ないくらいに疼いて。
「――はっ!? 何が『お互いの相性を確かめてみましょうか?』よっ! 相性なんていいわけないでしょーが――ッ……やぁっ……あぁっ……んぅ……」
鬼畜の言葉に抗議するために、威勢よく、強い口調で言い放ったはいいが。
その疼きの所為で放った傍から、まるで甘えるような甘ったるい嬌声が口から勝手に零れて落ちてゆく。