Flower black




桜雅さんはそう言って私に握手を求めた。


私はその手を恐る恐る握る。


桜雅さんは私が手を握った瞬間、優しい顔をした。



「息子をよろしくね」


「え? は、はい……」



Queenとしてってことだよね……?



「ていうか、蘭って名前なんだ。花の名前だね」


「は、はい……」



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