Flower black



「……で、桜夜! "流星"のところ行ったんでしょ? 楓さんのところも……どうだったの?」



桃李さんは気になるような顔をしてそう言う。



「あー……結果的には良かったのかな。でも今後、蘭を狙ってくるだろうね。"流星"は」


「ん? どういうこと?」


「話をしてたら最後に蘭は取り戻すって言われたし……あと"流星"のバックについてる奴が厄介だね。きっと」



……"昴"のことだ。


本当に私も名前しか知らないから……


大人なのか、私たちと同じ歳くらいなのかも分からない……



< 129 / 425 >

この作品をシェア

pagetop