Flower black
私は恐る恐る、高級車に足を踏み入れた。
こんな高級車に乗るのなんて後にも先にもこれが最後だきっとー……
それより、こんな高級車を普通に用意する高校生のこの人たちは何者なの……?
私は全国トップチームとしか聞いていない。
何も分からないまま"助けて"と言ったけれど、一体どういう人達なんだろう……
「そういえば君の名前は?」
「えっ?」
黒髪の人にいきなりそう聞かれ私は戸惑う。