Flower black
サラッとそう言う桜夜くんに心臓がもたない。
桜夜くんが私を四六時中守るって言ったのはこの"流星"との問題がある間だけだと思ったのに、それが終わった後もなんて……
ますます心臓がもたない。
それにまるで同棲みたいじゃない……海桜さんもいるけど部屋は同じ部屋で寝てるんだし……
「いいわよ、ていうか私は最初からそのつもりだったのだけど……」
「そうなの? まぁ……一応確認」
「私も蘭ちゃんくらいの歳に桜雅さんと一緒に住んで、四六時中守ってもらったわ。本当に似てる、桜夜と桜雅さん」
海桜さんはそう言ってクスクスと笑った。
「息子なんだから当たり前でしょ。だから蘭……母さんもそう言ってるし甘えて」
「……うん」
……そっか……ずっとここにいていいんだ……
それは……もう1人の生活に戻らなくていいってことだよね?
それに桜夜くんともずっと一緒にいれるってことだ。