Flower black



「……俺は小さい頃から病弱だったけど、この世界のことは兄貴から腐るほど話を聞いていた。おまえたちセレブは勝手に治安を悪くさせて悠々と暮らしてると思うと反吐がでそうになるよ」



Flower Pinkはただ伝説のチームとして終わらせたと聞いた。


でもそれは本当にFlower Pinkが無くなったせいなの?



「桜夜くん……」


「……」



私が桜夜くんのほうを見ると桜夜くんは悔しそうな顔をしていた。



「だから俺は復讐するよ、この世界で。"流星"はFlower Pinkのメンバー達に因縁を抱いてる橘組の奴らをトップにして使って、必ずおまえたちセレブの世界をぶち壊してやるって思ってる」



光くんはニコニコと笑いながら怖い言葉を並べた。


この光くんが本当の光くんで……私が今まで見てきた光くんじゃない。



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