Flower black



「そんな顔しないでよ、どうせすぐ死ぬし。俺は君たちみたいな金持ち集団、大嫌い。トップに立つだけ立って後は知らんぷりだもんな。ってことで次会うときは喧嘩する時かもね」



光くんはそう言って立ち上がり談話室を後にしようとした。



「……それとも桜夜くん、俺に従う? それなら話は別だけど」


「……そんなことするわけないでしょ」


「そうだよね、じゃまたね2人とも」


「光くん……!」



私が名前を呼んでも光くんは振り返らず談話室を去っていった。


まって……どうなってるの?


喧嘩?


光くんと……私たちが?



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