Flower black
「でも俺は"流星"には入らない。"流星"のトップは今日からおまえ。俺は外でおまえをずっと見てる」
「……っ」
昴さんのその言葉に俺は何も言えなかった。
昴さんのその顔は何を考えてるのかまったく分からない。
けれど親父の因縁を晴らすためだとかの理由ではなく、素直にこの人について行きたいって思った。
「……名前を聞いてもいいですか」
そう聞くと昴さんは少し黙ってニコッと笑った。
「……結城 昴。よろしく、銀河」
……これが俺と昴さんの出会いだ。