Flower black
「認めてもらう。そのために若頭である銀河とは良好の関係であることを父さんたちに言わなきゃいけないし……光くんのお兄さんのことも伝えなきゃな」
「そうだね……」
……そうだ、桜雅さんと海桜さんたちは知らない。
Flower Pinkがなくなった空白の時間にあったことを。
知ってしまったらどんな表情をするだろう……
嫌な気持ちにさせてしまわないか心配だ。
「……とまぁやることたくさんあるから、蘭は僕の隣で支えてね。光くんの所にお見舞いにも行きつつ」
「うん……私もできる限りのことはする」
「頼もしいな、ほんと」
桜夜くんはハハッと笑って口にご飯を運んだ。
光くんが死んでしまうまでの半年間で光くんにいい報告ができるといいな……