Flower black



「部屋の電気、少し消そうか」


「う、うん……」



桜夜くんはそう言いながら部屋の電気を間接照明だけにする。


それだけで雰囲気がでて私はすでに顔を真っ赤にしていた。



「先にベッドに行ってて。髪乾かしてくるから」


「は、い……」



桜夜くんはチュッと私の唇に軽くキスをして、またお風呂場へ行ってしまった。


む、無理……


やっぱり桜夜くん慣れてるよ……


今までどのくらいの経験あるんだろ……


まだ高校1年生なのにこれじゃあ大人になったらどうなってしまうの!?


セレブだからやっぱり他の同年代とは違うよ……



< 318 / 425 >

この作品をシェア

pagetop