Flower black
「部屋の電気、少し消そうか」
「う、うん……」
桜夜くんはそう言いながら部屋の電気を間接照明だけにする。
それだけで雰囲気がでて私はすでに顔を真っ赤にしていた。
「先にベッドに行ってて。髪乾かしてくるから」
「は、い……」
桜夜くんはチュッと私の唇に軽くキスをして、またお風呂場へ行ってしまった。
む、無理……
やっぱり桜夜くん慣れてるよ……
今までどのくらいの経験あるんだろ……
まだ高校1年生なのにこれじゃあ大人になったらどうなってしまうの!?
セレブだからやっぱり他の同年代とは違うよ……