Flower black
「……蘭、好きだよ」
「私も……」
そして桜夜くんは優しく私の唇に触れる。
その唇はだんだん甘くなっていって深く甘いキスになった。
「……っ、んっ……」
……桜夜くんがしてくれるキスは優しくて甘い……
頭がとろけそうになる。
「蘭……もう少し口開けて……」
「ん……っ」
いつも以上に深くて甘いキスに私は目がトロンとなる。
唇が離れると桜夜くんは私の目から少し溢れた涙を拭った。
「……かわい」
「……っ、恥ずかしい……」