Flower black




私は桜夜くんを横目で見た。


……私もこうやって桜夜くんの隣で、海桜さんのように生きられるのかな……


……強く隣で支えたい。



「……私がFlower Pinkの時、当時のメンバーと約束したの。Flower Pinkは一生トップに立ちつづけるって。

……その誓いを桜夜たちが引き継いでくれる?」


「……もちろんだよ」



海桜さんの言葉に桜夜くんは泣きそうになっていたのか、言葉が震えていた。



「それで、"流星"はどうするの?」


「……銀河……」


「"流星"は残します。俺の尊敬する、昴さんが設立したものです。"流星"はFlower blackの傘下に入ります」


「……そう……」



銀河の答えに、海桜さんは優しく微笑んだ。


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