Flower black
「……じゃああとは銀河、"流星"はまとめておいてほしい。僕たちの傘下になることに納得いかない奴らも全部」
「……了解」
桜夜くんはスっと私から目を逸らして銀河に視線を向けた。
視線を逸らされたのにホッとした自分がいる。
あのまま見つめられたら絶対に桜夜くんは私の今の気持ちに気づくから。
「じゃあこれから喧嘩売ってくる奴らもいるかもしれないけど、僕達は僕達でやれる事をやっていこう」
桜夜くんは強い声でそう言った。
みんなはそんな桜夜くんの言葉に頷く。
そして、月例会は無事終わり、私と桜夜くん以外のみんなはそれぞれの家に帰っていった。