Flower black
「……それで、何度も"流星"とぶつかったの。桜夜は分かると思うけど」
「うん、抑えるの大変だったよ」
「でも光は表面出てこないし、光が昴くんの名前を名乗ってるのも腹がたった。
……それでこの前の月例会でやっと和解した」
この前って本当につい最近……
「私と光の目標は違うように見えて一緒で、昴くんを失わせた世界を二度と生み出さないこと。
それをFlower blackが目指していくっていうからついていくことに決めたの」
美羽さんはそう言うと私の手をぎゅっと握った。
「……光と、Flower blackがやるべきことを教えてくれたのは、蘭さんだって桜夜から聞いた。だから、ありがとう……」
「え……私はなにも……」
ただ、光くんを救いたくて……それを桜夜くんが答えてくれたから……
でもそれは、美羽さんも救っていたことになってたんだ……