Flower black
行っちゃった……
とりあえず、この家で桜夜くんと菊磨さんを待っていればいいってこと?
「……」
私はそう思いながらさっきからずっとブーブーと鳴っていたスマホをポケットから取り出した。
……相変わらずのすごい銀河からの鬼電。
メッセもすごい量だった。
……本当はまだちょっと怖い。
桜夜くんたちにこうして助けてもらってFlower blackにまで入ることになって……
こうやって助けてもらえるなんて本当は信じられなくて。
私の人生のわりにはうまく行きすぎていて、明日が怖い。
銀河は本当に……なにを考えているか分からない人だから。