恋の涙、愛の傷
恋の代償
カナは、高科と同じ時間、
同じ空気を感じているだけで幸せだった。
別に、奥さんと自分を天秤にかけて、
自分を選んで欲しいとか、
これっぽっちも思っていなかった。
それに、高科は、
ちゃんと、言ってくれた。
「離婚は、できないから。
おれは、ずるいね。ごめん。
でも、カナちゃんへの気持ちは、
自分でも信じられないくらい
抑えることが出来なかった。
どうしても、伝えたかった。」
同じ空気を感じているだけで幸せだった。
別に、奥さんと自分を天秤にかけて、
自分を選んで欲しいとか、
これっぽっちも思っていなかった。
それに、高科は、
ちゃんと、言ってくれた。
「離婚は、できないから。
おれは、ずるいね。ごめん。
でも、カナちゃんへの気持ちは、
自分でも信じられないくらい
抑えることが出来なかった。
どうしても、伝えたかった。」