恋の涙、愛の傷
今までにないくらい、身体が熱くなった。
カナは、全身で高科を感じた。
「すごい・・・。気持ちいい・・・」
吐息交じりの高科の声
その低い声で、また、カナは身体が一層熱くなる
高科のリズムが容赦なくカナを攻める
「ごめん・・・もう俺我慢できない」
高科のリズムがより、早くなる
「あっ・・・だ め ・・・っ」
カナは幸せだった。
でも、それと同時に
また、一つ、罪を犯した
でも、幸せだった。
初めて感じる幸福感だった。
このまま、死んでもいい
オーバーではなく、本当にカナはそう思った。
二人は、時間が許す限り愛し合った。