恋の涙、愛の傷
―――この気持ちは、ずっと黙っておこう。

カナに伝えたところで、彼女を困らせるだけだ。


けど、ドライブの後、ぱったりとカナが姿を現さなくなった。


病気?
それとも、彼氏が出来た・・・?

そう考えると、居ても立ってもいられらなかった。

頭の中がカナで埋め尽くされる。

かろうじて、仕事には集中するが、
ふっと、気を抜くと、カナの笑顔が脳裏をかすめる。


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