恋の涙、愛の傷
心臓がギュッとわしづかみにされた感じだった。


かっこいー!!!


清潔そうな短髪、浅黒い肌、綺麗な二重、グラスを持つたくましそうな手



好みだった。



何も言葉を発することもできず、急いで視線をそらす。


うつむきがちなカナにマスターが声をかける
「カナ今日は飲み会だったの?」
「そうそう。1次会で抜けてきちゃった」
「そうなんだ〜。あ、カナ、お隣は高科さん」

ないす!マスター!
タカシナさん。。。ちらっとタカシナさんの方を見る
「高科さん、この子、カナちゃん。よろしくしてあげてください!」

・・・マスター偉い!

高科さんと目があう
「はじめまして。高科です」
極上の笑みだった。

「カナです。はじめまして」

上手く笑えたか不安だった。




・・・・この時カナは恋におちた

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