恋の涙、愛の傷
ケンの告白を聞き終わり、カナは我に変える。

「いやいやいや、
私たち、会って1ヶ月も経ってないのに、
結婚前提って・・・」
冗談でしょ?
と言いかけたところで言葉を飲んだ。

ケンの表情は真剣だった。

「俺、神様に誓えるよ。

ちょうど神社だし。

カナねぇを幸せにするって」


「・・・私、ケンより5つも年上だし、
ケンのことよく知らないし」

「関係ないよ!年なんか。
今からお互いのこと知っていけばいいじゃん」


ケンの瞳は真っ直ぐだった。


戸惑うカナの手をケンはぎゅっと握った


「前の恋愛なんか、どうでもいいよ。
 過去なんて、誰でもあるし。ねっ?」
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