となりの零。ZERO
まぁそれはさておき,朝食を取るか。

母「もぅ!雪ちゃん,かっこよすぎて惚れちゃうわ♡」

雪「アハハ。お母さんったら。」

父「そうだな,紗羅。流石俺らの娘だな。」

たわいのない会話をしながら,私はプチトマトを口の中に放り込む。

ドタドタドタ…!!!

?「お嬢さま!お嬢さま〜!!」

遠くから足音と高い声でお嬢様と呼ぶ声が聞こえる。

?「ハッハァ…お嬢さま〜。港様がお外でお待ちになっています。」

雪「そんなに焦らなくていいよ。緑さん。」

緑さんはお母さんの家のメイドさん。小さい頃からお世話さなっていて,私が男子高校生として学校に通うことを知っている1人だ。今日から学校に通うということで,学校近くのお母さんの家に昨日から泊まっているのだ。

緑「すみません。私めが気づかなく,玄関 で港様をかなり待たせてしまったみたいで…。」

雪「大丈夫だよ。港も気にしてないよ。わざわざ急いで教えてくれてありがとうね。」
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