となりの零。ZERO
私は急いで口の中に朝食を放り込み,カバンを持って席を立った。

父「おい,小雪。」

雪「わっ。」

お父さんが咄嗟に鍵を投げてきた。

父「小雪のマンションションの鍵だ。」

そう,今日から私は一人暮らしなのだ。この鍵は,これから私の帰る家になるマンションの鍵だ。

雪「ありがとう,お父さん。」

父「あぁ。何かあったらすぐ言ってこい。」

母「私にも,何かあったり困ったらすぐに言ってくれていいし,帰ってきていいんだからね。」

雪「ありがとう,お父さん,お母さん。それじゃあ行ってきます。」

父&母「「行ってらっしゃい!!」」

私は鍵をカバンに入れて,早足で玄関に向かった。
    
            〜小雪 side〜



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