いつまでも、、、
②
~心愛side~
あれから、倉庫にも行かず、ただアルバイトと夜のお仕事の往復をしていて、プライベートのスマホも電源を切ったまま。
アパートにも帰っていない。
ホテルにそのまま滞在して、コンビニに行っての連続。
でも1週間も経つとアパートに帰らなきゃ服が困ってきた。
午前中なら皆倉庫だし、良いよね。
そう思って戻った。
「えっと····何してるの···??」
真「何って、テレビ見てる。」
「····鍵は??」
真「亮から貰った。」
「·····そう····じゃあ返してくれる??」
真「飯食ったか??パパはサンドイッチ食べたんだけど、心愛のもあるよ。幸ちゃんが作ってくれたんだよ。」
「ううん、いらない。」
真「1口も??うまいよ??」
「いらないから、食べて良いよ。お仕事は??」
真「休み。」
「こんなところにいたら見つかるから、家に帰った方が良いよ。」
真「あ、そうだ冷蔵庫にプリン入ってるぞ。食べるか??」
「····」
あんまり会話が成立しないなぁ···
とりあえず着替えよう。
そして鞄に服を詰め込んだ。
真「心愛····パパ、心愛のこと公表することにしたから。」
「!!!」
え???
真「ママと結婚してたことも、心愛が産まれたことも···離婚したことも····これから一緒に住むって公表する。」
「····住まないけど····」
真「あと、弁護士に話したら後見人のことで動いてくれることになった。親権はパパに移ると思うから。」
「そんな勝手に···」
真「····パパは····心愛のためなら何だってするよ。心愛と一緒に暮らすことが夢だから····それが叶うように勝手に動くことにした。」
「·····パパは····私がいたら幸せになれないよ。」
真「なれるよ。」
「なれないよ、ママが言ってたもん···」
真「心愛。」
パパが目の前に立って、私の両頬を手の平で包んだ。
真「心愛はパパの宝物だよ。」
「·····」
真「····ママの言うことは信じるのに、パパの言うことは信じられない??」
「·····」
真「洗脳みたいなもんかな····悔しい····パパは本当····悔しいよ。」
「····どうして??」
真「···信じてもらえないから···ごめんね心愛···1人で心を削ってきて····もう削るところもないくらいなのに···」
「····平気だよ。」
真「平気じゃないよ。心愛、気付いてあげて····心愛の心は悲鳴をあげてる。」
私の心が??
そんなことないけど····
真「···おいで。」
床に座ったパパが両手を広げた。
その目の前に座ると、
真「違うよ、ここ。」
胡座をかいた足を指差した。
「乗るの??」
真「うん。」
そこに背中を向けて座ると、物凄い安心感に包まれた。
「····」
眠い···
頭を規則正しく撫でられ、シトラスと煙草の香りが心地良い。
真「····もっと体重かけて良いよ。」
「重いから···」
真「軽いよ。軽すぎ····昨日何食べた??」
「····何にも食べてない····」
真「····一昨日は??」
「·····チョコレート····1つだけ食べた···」
真「····今日は??」
「お腹減らない···」
真「水分は摂ってるか??」
「うん····水道水····ホテルで飲んだ····」
真「水道水??」
「···タダだから···」
眠たい····
でもパパが話しかけてくるから、あまり考えることなく返してる。
夢うつつってこれかな····
気持ちい····
真「お茶とか飲まないのか??心愛の好きなピーチティーは??」
「···今月は····お金ないから···無駄遣い出来ない···」
ペットボトル1本だって、積み重なれば大きい。
自分の好きなものは、お金がちゃんと入った時だけ。
それと···
「ご褒美は····パパ達に会った日だけ····その日は····全部お休みだから····幸せ····」
毎日毎日働き詰めで、疲れないわけじゃない。
たくさんこなさないといけない日は、顔は引き攣るし、胃が痛くなる。
それでも頑張らなきゃお金にはならないから····
あれから、倉庫にも行かず、ただアルバイトと夜のお仕事の往復をしていて、プライベートのスマホも電源を切ったまま。
アパートにも帰っていない。
ホテルにそのまま滞在して、コンビニに行っての連続。
でも1週間も経つとアパートに帰らなきゃ服が困ってきた。
午前中なら皆倉庫だし、良いよね。
そう思って戻った。
「えっと····何してるの···??」
真「何って、テレビ見てる。」
「····鍵は??」
真「亮から貰った。」
「·····そう····じゃあ返してくれる??」
真「飯食ったか??パパはサンドイッチ食べたんだけど、心愛のもあるよ。幸ちゃんが作ってくれたんだよ。」
「ううん、いらない。」
真「1口も??うまいよ??」
「いらないから、食べて良いよ。お仕事は??」
真「休み。」
「こんなところにいたら見つかるから、家に帰った方が良いよ。」
真「あ、そうだ冷蔵庫にプリン入ってるぞ。食べるか??」
「····」
あんまり会話が成立しないなぁ···
とりあえず着替えよう。
そして鞄に服を詰め込んだ。
真「心愛····パパ、心愛のこと公表することにしたから。」
「!!!」
え???
真「ママと結婚してたことも、心愛が産まれたことも···離婚したことも····これから一緒に住むって公表する。」
「····住まないけど····」
真「あと、弁護士に話したら後見人のことで動いてくれることになった。親権はパパに移ると思うから。」
「そんな勝手に···」
真「····パパは····心愛のためなら何だってするよ。心愛と一緒に暮らすことが夢だから····それが叶うように勝手に動くことにした。」
「·····パパは····私がいたら幸せになれないよ。」
真「なれるよ。」
「なれないよ、ママが言ってたもん···」
真「心愛。」
パパが目の前に立って、私の両頬を手の平で包んだ。
真「心愛はパパの宝物だよ。」
「·····」
真「····ママの言うことは信じるのに、パパの言うことは信じられない??」
「·····」
真「洗脳みたいなもんかな····悔しい····パパは本当····悔しいよ。」
「····どうして??」
真「···信じてもらえないから···ごめんね心愛···1人で心を削ってきて····もう削るところもないくらいなのに···」
「····平気だよ。」
真「平気じゃないよ。心愛、気付いてあげて····心愛の心は悲鳴をあげてる。」
私の心が??
そんなことないけど····
真「···おいで。」
床に座ったパパが両手を広げた。
その目の前に座ると、
真「違うよ、ここ。」
胡座をかいた足を指差した。
「乗るの??」
真「うん。」
そこに背中を向けて座ると、物凄い安心感に包まれた。
「····」
眠い···
頭を規則正しく撫でられ、シトラスと煙草の香りが心地良い。
真「····もっと体重かけて良いよ。」
「重いから···」
真「軽いよ。軽すぎ····昨日何食べた??」
「····何にも食べてない····」
真「····一昨日は??」
「·····チョコレート····1つだけ食べた···」
真「····今日は??」
「お腹減らない···」
真「水分は摂ってるか??」
「うん····水道水····ホテルで飲んだ····」
真「水道水??」
「···タダだから···」
眠たい····
でもパパが話しかけてくるから、あまり考えることなく返してる。
夢うつつってこれかな····
気持ちい····
真「お茶とか飲まないのか??心愛の好きなピーチティーは??」
「···今月は····お金ないから···無駄遣い出来ない···」
ペットボトル1本だって、積み重なれば大きい。
自分の好きなものは、お金がちゃんと入った時だけ。
それと···
「ご褒美は····パパ達に会った日だけ····その日は····全部お休みだから····幸せ····」
毎日毎日働き詰めで、疲れないわけじゃない。
たくさんこなさないといけない日は、顔は引き攣るし、胃が痛くなる。
それでも頑張らなきゃお金にはならないから····