いつまでも、、、
~心愛side~
夜の病院は嫌い。
そっと部屋を抜け出して上の屋上に向かった。
「ハァー····ハァー···」
昼間よりは歩ける気がするけど、もう座りたい。
屋上にはベンチがなくて床に座った。
暗いから星が綺麗···
「カチッ····フー·····」
パパの香り····
パパ達聞いちゃったかな···
嫌われちゃうかな····
「やだな····」
ポロポロと涙が出てくる。
ずっと泣かなかったのに、最近涙腺弱すぎじゃない??
「ヒック····パパ····俊ちゃん····幸ちゃん···修ちゃん···」
ギュッ
「!!!!!」
「「「「ハァー····ハァー····」」」」
真「ハァー···煙草駄目。」
掴んでポイッと後ろに投げた。
真「本物にちゃんと頼れ。こんな偽物の臭いに頼るな。」
「ヒック··だって···」
真「····心愛は最低なんかじゃない。心愛は···間違ってない。1人でよく頑張ったな···」
何に対してなのか、すぐにわかった。
「····ごめんなさい···ヒック····ごめ···なさい···」
真「謝る必要はない。大丈夫····だけど、ちゃんとしたお医者さんに診てもらおう??」
首を横に振ると、パパが私の両頬を包んで目線を合わせた。
真「···1年後も···10年後も···20年後も、心愛はちゃんとこの世界にいる。怖がることも、守ることもしなくて良い。ただ元気でそこにいてくれたらパパは何だって頑張れるから····パパが心配だと思うことを減らしてってくれないか??」
「···でも···何ともないし···」
真「そんなことわからないだろ??専門家じゃないと見付けられないこともある。せっかく病院にいるんだ。全部修一に任せてやってもらえ。」
俊「そうだぞ心愛、俺ら修一が1番信用できるから、全部コイツに任せてやってくれないか??俺らは何も言わなくてもちゃんと何でなのかわかってるから、苦しくなんてないよ。コイツは、心愛に頼られない方が苦しいみたいだから、カウンセリングもやらせてやってくれよ。」
「···本当??」
修「うん、本当だよ。心愛の全てを俺に任せて??」
「····私も····修ちゃんが良い····あのお医者さんしつこいから···」
修「しつこい??」
「電話番号教えてくれたらプライベートでも治療するって···」
修「·····心配するな、俺が断っといてやるからな····ほら心愛、床冷てーから抱っこ。」
両手を広げた修ちゃんに抱きついた。
修「いてっ···」
「··お酒飲んでる??···頬っぺた赤いし温かい。」
頬を修ちゃんの頬に寄せた。
真「····まじかよ····」
俊「····やっぱりな···」
幸「····はは(笑)」
「??なぁに??」
真「いやいや····春だなと思って。」
「··冬だよ??」
ギュッと修ちゃんに抱き締められた。
修「···春だな····初めての春。」
全く意味がわからない。
病室に戻ると、パパがベッドに入ってきた。
「一緒に寝るの??」
真「うん、寝ようか。」
「···くっついて良いの??」
パパと寝るなんていつぶり??
真「勿論。腕枕する??」
「ううん、腕痺れちゃったら大変だからいい。」
腕が仕事道具みたいなものだし。
真「心愛が乗ったくらいで痺れないよ(笑)」
「いいの。」
寝そべったパパにすり寄って息を吸い込んだ。
「····安心する····いつも····誰かいても安心出来なかったから···」
隣にいる人は、いつ何を求められるかわからなかった。
こうして何も言わないとわかる人と眠るのはいつぶりだろう。
真「これから、毎日誰かが一緒に寝てやるからな。」
「うん····」
真「風呂もな。順番に入ろう。」
「ありがとぉ。」
俊「そうだ、心愛明日部屋の家具決めようか??ベッドとか机とか。」
「お布団あるからそれで良いよ。」
俊「床は寒いから、ベッドのが良いよ。」
「そっかぁ···あんまり高くないと良いなぁ。ベッドっていくらかなぁ····」
修「俺らが買ってやるから大丈夫。」
「えぇー、いいよ買えるよ。」
修「お前あんまり金ないんだろ??」
「バイトするから大丈夫。」
修「今やってるバイトは全部やめろよ。」
「何で??」
修「心愛は働かなくても俺達がちゃんとたくさん稼いでるからお小遣いあげるし、身体の為にもこれからは療養しないと。」
「でもっ···」
修「····さっきの続きだけどさ、財布に入ってたクレジットカード···あれ何だ??」
絶対聞かれると思った···
夜の病院は嫌い。
そっと部屋を抜け出して上の屋上に向かった。
「ハァー····ハァー···」
昼間よりは歩ける気がするけど、もう座りたい。
屋上にはベンチがなくて床に座った。
暗いから星が綺麗···
「カチッ····フー·····」
パパの香り····
パパ達聞いちゃったかな···
嫌われちゃうかな····
「やだな····」
ポロポロと涙が出てくる。
ずっと泣かなかったのに、最近涙腺弱すぎじゃない??
「ヒック····パパ····俊ちゃん····幸ちゃん···修ちゃん···」
ギュッ
「!!!!!」
「「「「ハァー····ハァー····」」」」
真「ハァー···煙草駄目。」
掴んでポイッと後ろに投げた。
真「本物にちゃんと頼れ。こんな偽物の臭いに頼るな。」
「ヒック··だって···」
真「····心愛は最低なんかじゃない。心愛は···間違ってない。1人でよく頑張ったな···」
何に対してなのか、すぐにわかった。
「····ごめんなさい···ヒック····ごめ···なさい···」
真「謝る必要はない。大丈夫····だけど、ちゃんとしたお医者さんに診てもらおう??」
首を横に振ると、パパが私の両頬を包んで目線を合わせた。
真「···1年後も···10年後も···20年後も、心愛はちゃんとこの世界にいる。怖がることも、守ることもしなくて良い。ただ元気でそこにいてくれたらパパは何だって頑張れるから····パパが心配だと思うことを減らしてってくれないか??」
「···でも···何ともないし···」
真「そんなことわからないだろ??専門家じゃないと見付けられないこともある。せっかく病院にいるんだ。全部修一に任せてやってもらえ。」
俊「そうだぞ心愛、俺ら修一が1番信用できるから、全部コイツに任せてやってくれないか??俺らは何も言わなくてもちゃんと何でなのかわかってるから、苦しくなんてないよ。コイツは、心愛に頼られない方が苦しいみたいだから、カウンセリングもやらせてやってくれよ。」
「···本当??」
修「うん、本当だよ。心愛の全てを俺に任せて??」
「····私も····修ちゃんが良い····あのお医者さんしつこいから···」
修「しつこい??」
「電話番号教えてくれたらプライベートでも治療するって···」
修「·····心配するな、俺が断っといてやるからな····ほら心愛、床冷てーから抱っこ。」
両手を広げた修ちゃんに抱きついた。
修「いてっ···」
「··お酒飲んでる??···頬っぺた赤いし温かい。」
頬を修ちゃんの頬に寄せた。
真「····まじかよ····」
俊「····やっぱりな···」
幸「····はは(笑)」
「??なぁに??」
真「いやいや····春だなと思って。」
「··冬だよ??」
ギュッと修ちゃんに抱き締められた。
修「···春だな····初めての春。」
全く意味がわからない。
病室に戻ると、パパがベッドに入ってきた。
「一緒に寝るの??」
真「うん、寝ようか。」
「···くっついて良いの??」
パパと寝るなんていつぶり??
真「勿論。腕枕する??」
「ううん、腕痺れちゃったら大変だからいい。」
腕が仕事道具みたいなものだし。
真「心愛が乗ったくらいで痺れないよ(笑)」
「いいの。」
寝そべったパパにすり寄って息を吸い込んだ。
「····安心する····いつも····誰かいても安心出来なかったから···」
隣にいる人は、いつ何を求められるかわからなかった。
こうして何も言わないとわかる人と眠るのはいつぶりだろう。
真「これから、毎日誰かが一緒に寝てやるからな。」
「うん····」
真「風呂もな。順番に入ろう。」
「ありがとぉ。」
俊「そうだ、心愛明日部屋の家具決めようか??ベッドとか机とか。」
「お布団あるからそれで良いよ。」
俊「床は寒いから、ベッドのが良いよ。」
「そっかぁ···あんまり高くないと良いなぁ。ベッドっていくらかなぁ····」
修「俺らが買ってやるから大丈夫。」
「えぇー、いいよ買えるよ。」
修「お前あんまり金ないんだろ??」
「バイトするから大丈夫。」
修「今やってるバイトは全部やめろよ。」
「何で??」
修「心愛は働かなくても俺達がちゃんとたくさん稼いでるからお小遣いあげるし、身体の為にもこれからは療養しないと。」
「でもっ···」
修「····さっきの続きだけどさ、財布に入ってたクレジットカード···あれ何だ??」
絶対聞かれると思った···