この恋シークレット ~アイドルと運命の出逢いをしました~
蒼の想いを伝える日がやってきた。
2年間、本当に頑張っていたと思う。
そして、そのコンサートのチケットを俺の家族の分まで用意してくれていた。蒼の想い人は俺の隣の席。
本番の時間が近づくも中々現れない。いつの間にか、俺の方がソワソワしていた。
そして…
開始5分前、隣の席に静かに座る気配がした。
思わず見てしまった。
大人びた雰囲気の整った顔立ちの女性が座っていた。派手に着飾る訳でもなく控えめな印象だが癒されるオーラが出ている。
女性を見て、俺は納得した。沢山の女性を見てきたが、一瞬にして好感が持てる。さすが蒼だ。
そして無意識に、「君が蒼の…」と呟いてしまう。
女性は、「…」驚いた様子だが、今まで蒼を見てきた俺は、どうしても言いたかったひと言を伝えた。
「蒼をよろしく」と。
今度こそ声に出して「エッ?」と驚いていたが、ちょうど横から娘の音々が「パパどうしたの?」と声を掛けて来たので、そのタイミングで女性との遣り取りは終了した。
2年間、本当に頑張っていたと思う。
そして、そのコンサートのチケットを俺の家族の分まで用意してくれていた。蒼の想い人は俺の隣の席。
本番の時間が近づくも中々現れない。いつの間にか、俺の方がソワソワしていた。
そして…
開始5分前、隣の席に静かに座る気配がした。
思わず見てしまった。
大人びた雰囲気の整った顔立ちの女性が座っていた。派手に着飾る訳でもなく控えめな印象だが癒されるオーラが出ている。
女性を見て、俺は納得した。沢山の女性を見てきたが、一瞬にして好感が持てる。さすが蒼だ。
そして無意識に、「君が蒼の…」と呟いてしまう。
女性は、「…」驚いた様子だが、今まで蒼を見てきた俺は、どうしても言いたかったひと言を伝えた。
「蒼をよろしく」と。
今度こそ声に出して「エッ?」と驚いていたが、ちょうど横から娘の音々が「パパどうしたの?」と声を掛けて来たので、そのタイミングで女性との遣り取りは終了した。