この恋シークレット ~アイドルと運命の出逢いをしました~
長身の整った顔立ちの男性がコーヒーを持って葵を見つめていた。熱い眼差しに、葵は初めて男性の目を見て気付いた。
「もしかして、蒼さんですか?」
「……」思いもよらない反応に固まる蒼。
「…ププッ」吹き出す原田。
「エッ?原田さん私変な事言いましたか?」と笑われて頬を赤くする葵。
「イヤ。今までの結城さんの反応から、蒼の事を知らないのは分かってたんですが、さすがに事故の後は調べたりしたかなぁと思ってたので。しかも、当日会ってますしね」
「すみません。私、男性が基本的に苦手で…事故の日も、蒼さんの目が印象的で顔は殆ど見ていなくて…会見は拝見したんですが、内容の方が気になっていて、お顔にまで意識が…私の事を知らないと言っていただいてホッとして、それからはテレビも特に見る事もなかったので」
「「…」」予想以上の興味のなさに驚くふたり。しかも、葵が余り関わりたくない理由が男性恐怖症の様だ。
蒼は、取りあえず手に持っていたコーヒーを葵の前に置き、原田の横に腰を掛けた。原田は、蒼と入れ違いに部屋を出るつもりだったが、今はふたりにしない方がいいと判断し見守る事にする。
「もしかして、蒼さんですか?」
「……」思いもよらない反応に固まる蒼。
「…ププッ」吹き出す原田。
「エッ?原田さん私変な事言いましたか?」と笑われて頬を赤くする葵。
「イヤ。今までの結城さんの反応から、蒼の事を知らないのは分かってたんですが、さすがに事故の後は調べたりしたかなぁと思ってたので。しかも、当日会ってますしね」
「すみません。私、男性が基本的に苦手で…事故の日も、蒼さんの目が印象的で顔は殆ど見ていなくて…会見は拝見したんですが、内容の方が気になっていて、お顔にまで意識が…私の事を知らないと言っていただいてホッとして、それからはテレビも特に見る事もなかったので」
「「…」」予想以上の興味のなさに驚くふたり。しかも、葵が余り関わりたくない理由が男性恐怖症の様だ。
蒼は、取りあえず手に持っていたコーヒーを葵の前に置き、原田の横に腰を掛けた。原田は、蒼と入れ違いに部屋を出るつもりだったが、今はふたりにしない方がいいと判断し見守る事にする。