天使になりたかった悪魔
第6と1/2夜
『僕』の意識が途切れた後、僕の中に眠っていたもう1つの人格が発動した。
長い眠りから、『俺』は目覚めた。
そして、目の前にいる天使に話し掛けた。
「おい、お前!俺は天使になるんだ!方法を教えろ!」
天使は、さっきまでとは違う、俺の悪魔らしい雰囲気に震えていた。
俺はさらに続けた。
「俺様は知っているぞ!1つだけ方法がある筈だろ?」