お前は俺のものだ〜俺様御曹司の強引な熱情
俺は一旦アメリカから帰国した。
つばさに会わないようにと思っていた。
会えば抱きしめキスしたくなるからだ。
しかし、それは出来ない。
つばさとは別れた事になっているからだ。

取引先のコーワコーポレーションの社長は、俺の親父と知り合いで、俺がアメリカに行ってる間、コーワコーポレーションの経営が傾いた。
そのため、飛鷹建設と合併の話になったらしい。

俺がアメリカから帰国したら、飛鷹建設の社長に就任させて、コーワコーポレーションの一人娘ゆりと結婚させようと話が進んでいたらしい。

俺が合併の話を断るとコーワコーポレーションは経営が危ない。
そのため飛鷹建設ではなく他の取引先を探すためアメリカへ行った。

しかし、コーワコーポレーションの一人娘ゆりは俺との結婚を実行に移すために策を講じるほどの人物で、しかも嫉妬深い女性との情報を得た。

つばさに危害が加わる事を懸念して、俺はつばさと別れた事にしたのである。

しかしアメリカから帰国した日、社内でつばさに会ってしまった。
俺は気持ちを抑えるのに必死だった。
つばさは詳しい事情を知らないため、俺に会えた事に喜びを感じ声をかけて来た。

俺はつい、会話をしてしまった。
つばさへの気持ちが抑えきれず、毎日弁当を頼んだ。

初日の弁当は旨かった、つばさの料理はやっぱり旨いと感じた。
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