お前は俺のものだ〜俺様御曹司の強引な熱情
俺は我慢出来なかった。
このままでは、つばさが目黒のものになると焦りを感じたのは事実だ。

俺としたことが何たる失態だ。
あれじゃまるで身体目当てじゃないか。
どうする、どうすればいい。

つばさとの接触は避けなければいけない。
しかし、誤解を解かないと・・・
つばさはどう思っただろうか。

俺がキスしたとき、つばさは俺を受け入れてくれた。
めっちゃ可愛かった。
つばさの顔を思い出すと、それだけで胸が熱くなるのを感じた。


次の日、俺は休憩時間を心待ちにしていた。
社長室の時計と睨めっこしながら、時間の経過を待った。
休憩時間がやってきた。
俺は急いで休憩室に向かった。

つばさの姿を見つけるとほっとして胸を撫で下ろした。

「つ、立花!おはよう」

「おはようございます、これを」

つばさはそう言ってお弁当を差し出した。
俺はつばさの手がらお弁当を受け取り、誤りを入れた。

「昨日はすまなかった、俺はどうかしていた」

「大丈夫です、気にしないでください」

俺はつばさと見つめ合った。

その時、俺達の様子を見ていて人物がいた。
コーワコーポレーション令嬢ゆりだった。

まさかゆりに見られているなんて思いもしなかった。
そしてこのことがつばさを危険な目に合わせる事になるなんて、俺は全く気づかなかった。
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