お前は俺のものだ〜俺様御曹司の強引な熱情
俺はつばさと暮らし始めた。

コーワコーポレーションへ行き、ゆりと話し合った。
これ以上、つばさを危険な目にあわすなら法的手段に訴える旨を伝えた。
さすがにゆりも観念したらしく、俺の申し出に応じた。

俺は早急にアメリカの会社とコーワコーポレーションの合併を進めた。

そして、目黒と話し合うため、社長室に呼び出した。

「失礼します、総務部の目黒です」

「入ってくれ」

目黒は真剣な表情で向かい合った。

「どんなご用件でしょうか」

「コーワコーポレーションの件は片付いた、穏便に済ませたかったが、つばさが目黒と暮らすと聞いて耐えられなかった、相当強引な手を使ったが
な」

目黒は俺の言葉に表情を緩めた。

「そうですか、俺は初めて熱くなりました、つばさに対して今までの俺では考えられない気持ちが芽生えて、こうなるんだったキス位しておけば良かったですよ」

目黒は憎まれ口を叩いた。

「もうとっくに奪われているだろうと諦めていたが、今までに無い気持ちの芽生に感謝だな」

「つばさは初めからずっと社長を思っていましたよ、俺が強引に事を進めて居ただけですから」

「そうか、つばさの気持ちは初めから俺にあると自信はあったからな」

「大きく出ましたね、じゃあ、つばさはこれから大丈夫なんですね」

「大丈夫だ、俺はつばさと結婚する」

「それを聞いて安心しました、でももし、つばさを泣かしたら俺が貰います、覚悟してください」

「もう、手放さないよ」

目黒は社長室を後にした。
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