お前は俺のものだ〜俺様御曹司の強引な熱情
俺は五年間アメリカにいて、仕事一筋にやってきた。
久しぶりに日本に戻り、これから働く飛鷹建設株式会社本社に足を踏み入れた。
親父が急病で倒れ、俺は呼び戻された。
いきなり社長って気が重いなと思いつつ、挨拶のため全社員が集められたホールに行った。

全ての女子社員が俺を見つめていた。
その中で、一人だけ俺を見ていない女子社員がいた。
それが立花つばさだった。
俺がじっと視線を送ると、その視線に気づいてつばさは顔を上げた。

俺はつばさと目が合った瞬間恋に落ちた。
自分でも信じられないこの気持ちに、戸惑っていた。

まさか付き合っていると男がいるなんて。
でも冷静になると当たり前かもと思わせる位につばさは魅力的だった。

しかも同じ総務部の目黒とは驚きだ。
俺はアメリカで全社員のデーターを閲覧済みだった。
目黒はあまり評判が良くない。
しかもプレイボーイで名高い。
なぜつばさのような女性が目黒と付き合ってるのか不思議で仕方ない。

俺はどうしても信じられず、またつばさを俺のものにしたかったためつばさのアパートへ行った。

つばさのアパートに車で向かった。
時刻は夜十時を過ぎていた。
アパートの駐車場には車は無かった。
アパートの部屋から明かりが漏れていたため、在宅中だと判断した。

俺はつばさの部屋のチャイムを押した。

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