腹黒王子に逆らうな!
「……忙しいのに約束守ってくれてありがとう。これでもう学校来なくなるんだね……」

約束果たしたから、もう学校来ないんだろうな。

そう思うと、せっかく縮まった距離が開くようで少し寂しかった

「いや、俺しばらく仕事減らして週3で学校行くから」

「え……えぇ!?」

「前々からマネージャーに留年だけは避けろって言われてたし、そろそろ出席日数が危ない」

梅永君はバツが悪そうに頭をかいた。

一応特例があるとはいえ、全く出席しなければ留年になるもんね……。
< 31 / 33 >

この作品をシェア

pagetop