愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
コンビニに入るともちろん知ったメンバーで、昌くんといるからからかわれた。
昌くんは全然気にしてなくてやっぱり一直線にアイスコーナーへ行った。
「由実さん、とうとう彼氏できたんっすね。」
「違うわよ。しかもとうとうって何よ。失礼よ。茉莉ちゃんの彼氏の、友達。か弱い私を家まで送ってくれてるの。」
「はいはい、か弱いねぇ。ってか茉莉ちゃんやっぱり彼氏いたんすね。可愛いもんなぁ。」
やっぱり茉莉ちゃんってモテる。だって小柄だし可愛いもん。
前髪切ったら絶対可愛いし、パートの美代さんと入る日限定のポンパドールなんてお人形みたいだもんなぁ。
「おいっ、お前どうするんだよ?」
いきなり後ろからかかとを蹴られた。
振り返ると切れ長の目が鋭く吊り上がっていた。
「あぁ、ごめん、昌くんもう決めたの?」
慌ててアイスコーナーへ行った。
「ってかまじで食えるの?」
「う~ん、雪見だいふく1こ分かなぁ。でも大丈夫、歩いて10分もかからないから。」
そう言ったのに昌くんは雪見だいふくを1個だけ手に取るとレジで会計をした。
「えっ?昌くん食べないの?」
「は?なんでお前のになってんだよ。食い意地張りすぎ。」
昌くんがそういうとレジの子たちも笑いだすから私は恥ずかしくて怒ったふりをした。
昌くんは全然気にしてなくてやっぱり一直線にアイスコーナーへ行った。
「由実さん、とうとう彼氏できたんっすね。」
「違うわよ。しかもとうとうって何よ。失礼よ。茉莉ちゃんの彼氏の、友達。か弱い私を家まで送ってくれてるの。」
「はいはい、か弱いねぇ。ってか茉莉ちゃんやっぱり彼氏いたんすね。可愛いもんなぁ。」
やっぱり茉莉ちゃんってモテる。だって小柄だし可愛いもん。
前髪切ったら絶対可愛いし、パートの美代さんと入る日限定のポンパドールなんてお人形みたいだもんなぁ。
「おいっ、お前どうするんだよ?」
いきなり後ろからかかとを蹴られた。
振り返ると切れ長の目が鋭く吊り上がっていた。
「あぁ、ごめん、昌くんもう決めたの?」
慌ててアイスコーナーへ行った。
「ってかまじで食えるの?」
「う~ん、雪見だいふく1こ分かなぁ。でも大丈夫、歩いて10分もかからないから。」
そう言ったのに昌くんは雪見だいふくを1個だけ手に取るとレジで会計をした。
「えっ?昌くん食べないの?」
「は?なんでお前のになってんだよ。食い意地張りすぎ。」
昌くんがそういうとレジの子たちも笑いだすから私は恥ずかしくて怒ったふりをした。