愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
年末年始はそう遠くはない実家に帰った。
高校の友達もみんな今年大学を卒業して社会人になるからなかなか会えなくなるかもねって沢山集まった。
遠方の会社に就職した人もいたりして、学生生活最後の忘年会や新年会を本当に賑やかに過ごした。
元旦に、昌くんへ『あけおめ』メールを送ると、本当に『あけおめ』の4文字だけ返ってきた。嬉しい反面、なんの装飾もない文面に淋しくもあった。
そして、4日の昼からはバイトに入れられており、午前中に実家から帰ってきた。
家に着いて荷物を片付けていると、携帯が鳴った。
画面には昌くんの名前が表示されてて思わず携帯を落としてしまった。
「もしもし、由実です。」
『急に悪い、あんま時間ないんだけど、茉莉ちゃんから何か連絡きてない?連絡が取れないんだ。』
昌くんはちょっと焦り気味だった。
「え?何事?一昨日くらいにメールしたっきりだけど…あっ、たぶん今から一緒にバイト入ってる。」
『もし会えたらメールしてくれねぇ?』
「わかった。とりあえず連絡取れたりしたらメールするね。」
『悪い、頼むな。』
よく意味がわからないけどそれだけ言って電話は切れた。
茉莉ちゃんと連絡取れないってどういうことだろう?
とりあえず、すぐに電話をかけてみたけど着信音が鳴り響いて出ることはなかった。
でも他のバイトもしてるって言ってたし、バイト中ってこともあり得るし…。
高校の友達もみんな今年大学を卒業して社会人になるからなかなか会えなくなるかもねって沢山集まった。
遠方の会社に就職した人もいたりして、学生生活最後の忘年会や新年会を本当に賑やかに過ごした。
元旦に、昌くんへ『あけおめ』メールを送ると、本当に『あけおめ』の4文字だけ返ってきた。嬉しい反面、なんの装飾もない文面に淋しくもあった。
そして、4日の昼からはバイトに入れられており、午前中に実家から帰ってきた。
家に着いて荷物を片付けていると、携帯が鳴った。
画面には昌くんの名前が表示されてて思わず携帯を落としてしまった。
「もしもし、由実です。」
『急に悪い、あんま時間ないんだけど、茉莉ちゃんから何か連絡きてない?連絡が取れないんだ。』
昌くんはちょっと焦り気味だった。
「え?何事?一昨日くらいにメールしたっきりだけど…あっ、たぶん今から一緒にバイト入ってる。」
『もし会えたらメールしてくれねぇ?』
「わかった。とりあえず連絡取れたりしたらメールするね。」
『悪い、頼むな。』
よく意味がわからないけどそれだけ言って電話は切れた。
茉莉ちゃんと連絡取れないってどういうことだろう?
とりあえず、すぐに電話をかけてみたけど着信音が鳴り響いて出ることはなかった。
でも他のバイトもしてるって言ってたし、バイト中ってこともあり得るし…。