愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
とりあえずお風呂にお湯を入れ、茉莉ちゃんに入るように言うと、
「何から何までありがとうございます。同じコンビニでバイトしてるだけの私に…」
なんて改まってお礼を言われた。
私なんかよりずっとしっかりしてる。
一緒にコンビニで働いてるだけじゃないのに…もう友達だよ…
「そんなことないよ。私、茉莉ちゃんの働きっぷりに惚れて仲良くなりたかったのよ。これから仲良くしてね。」
そう必死で訴えた。私が泣いちゃいけないのに…目には涙が浮かんで流れだしそうになり必死でこらえた。
茉莉ちゃんがお風呂に入って、ご飯の準備に取りかかるとすぐに携帯が鳴った。
昌くんからだった。
出ると後ろが騒がしく、言い合いをしているような声が聞こえる。
「もしもし。」
私が出てもすぐに返事はなかったけど、弱々しい声が聞こえてきた。
『あの、俺大吾です。茉莉と話がしたくて…由実ちゃんと一緒にいるって昌に聞いて…変わってもらえませんか?』
「今茉莉ちゃんはお風呂に入ってもらってる。あなたねぇ、茉莉ちゃんがどういう状態だったかわかる?ひどい!茉莉ちゃんを弄んでたの?ひどすぎる!」
『ちがっ、違います。俺…茉莉が、茉莉しか…お願いします、変わって下さい。』
弱々しく話している彼氏に腹が立つと同時に、きっと茉莉ちゃんのこと弄んだわけではないだろうということだけはわかって少し安心した。
「何から何までありがとうございます。同じコンビニでバイトしてるだけの私に…」
なんて改まってお礼を言われた。
私なんかよりずっとしっかりしてる。
一緒にコンビニで働いてるだけじゃないのに…もう友達だよ…
「そんなことないよ。私、茉莉ちゃんの働きっぷりに惚れて仲良くなりたかったのよ。これから仲良くしてね。」
そう必死で訴えた。私が泣いちゃいけないのに…目には涙が浮かんで流れだしそうになり必死でこらえた。
茉莉ちゃんがお風呂に入って、ご飯の準備に取りかかるとすぐに携帯が鳴った。
昌くんからだった。
出ると後ろが騒がしく、言い合いをしているような声が聞こえる。
「もしもし。」
私が出てもすぐに返事はなかったけど、弱々しい声が聞こえてきた。
『あの、俺大吾です。茉莉と話がしたくて…由実ちゃんと一緒にいるって昌に聞いて…変わってもらえませんか?』
「今茉莉ちゃんはお風呂に入ってもらってる。あなたねぇ、茉莉ちゃんがどういう状態だったかわかる?ひどい!茉莉ちゃんを弄んでたの?ひどすぎる!」
『ちがっ、違います。俺…茉莉が、茉莉しか…お願いします、変わって下さい。』
弱々しく話している彼氏に腹が立つと同時に、きっと茉莉ちゃんのこと弄んだわけではないだろうということだけはわかって少し安心した。