愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
茉莉ちゃんはソロっと洗面所に戻っていくからあわてて追いかける。
「驚かしてごめんね。大丈夫だから、お風呂温まった?もうご飯出来るから乾かしたらこっちおいでよ。」
少しおびえてこちらを見る茉莉ちゃんにとりあえず謝ると急いでご飯の準備の続きをしに行く。
私は食欲がないときによく親子丼なら簡単だし食べれたからと単純な理由で親子丼にした。
でもよく考えたら茉莉ちゃんに何も聞かずに決めたから食べれるか心配だ…。
「すごい!親子丼作れるなんて。後から作り方教えて。」
親子丼を出すと笑顔でそう言ってくれて安心した。
でも笑顔でそう言ったあとすぐに茉莉ちゃんは落ち込んだ表情になる。
きっと彼氏くんのこと考えてるんだろうな。
「レシピ書いてあげるね。料理は自分を磨くためにするんだから、お互い頑張ろうね。」
彼氏がいなくても料理ができるに越したことはないし、これから生きていくうえでも役に立つ。
茉莉ちゃんは残すかなって思っていたら意外とパクパク食べてくれていた。
そのとき、バイブにしていた携帯が鳴り、昌くんからメールが来ていた。
『とりあえず連れて帰らないから茉莉ちゃんと会わせて。今からそっちに行く。』
えぇ!どうしよう……
『今日はもう来ないで。今茉莉ちゃんもやっと笑顔でご飯食べてくれてるし、また元気なくなっちゃうじゃない。』
そう返信するとすぐにまた昌くんからメールが届いた。
『会うだけでもだめなのかよ。お前じゃなくて茉莉ちゃんが決めることだろ。』
『来たら警察呼ぶから。』
メールで言い合いをしていると、きっと怒っているだろう昌くんから着信があった。
私は極力響かないところに携帯を置いてご飯を食べた。
「驚かしてごめんね。大丈夫だから、お風呂温まった?もうご飯出来るから乾かしたらこっちおいでよ。」
少しおびえてこちらを見る茉莉ちゃんにとりあえず謝ると急いでご飯の準備の続きをしに行く。
私は食欲がないときによく親子丼なら簡単だし食べれたからと単純な理由で親子丼にした。
でもよく考えたら茉莉ちゃんに何も聞かずに決めたから食べれるか心配だ…。
「すごい!親子丼作れるなんて。後から作り方教えて。」
親子丼を出すと笑顔でそう言ってくれて安心した。
でも笑顔でそう言ったあとすぐに茉莉ちゃんは落ち込んだ表情になる。
きっと彼氏くんのこと考えてるんだろうな。
「レシピ書いてあげるね。料理は自分を磨くためにするんだから、お互い頑張ろうね。」
彼氏がいなくても料理ができるに越したことはないし、これから生きていくうえでも役に立つ。
茉莉ちゃんは残すかなって思っていたら意外とパクパク食べてくれていた。
そのとき、バイブにしていた携帯が鳴り、昌くんからメールが来ていた。
『とりあえず連れて帰らないから茉莉ちゃんと会わせて。今からそっちに行く。』
えぇ!どうしよう……
『今日はもう来ないで。今茉莉ちゃんもやっと笑顔でご飯食べてくれてるし、また元気なくなっちゃうじゃない。』
そう返信するとすぐにまた昌くんからメールが届いた。
『会うだけでもだめなのかよ。お前じゃなくて茉莉ちゃんが決めることだろ。』
『来たら警察呼ぶから。』
メールで言い合いをしていると、きっと怒っているだろう昌くんから着信があった。
私は極力響かないところに携帯を置いてご飯を食べた。