愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
それから今までの昌くんとのやり取りを説明しているときにまた携帯のバイブが鳴り響いた。
しつこく、しつこくなるから渋々出ることにした。
「うるさいっ。今日は無理って言ってるじゃない。」
『じゃあ、いつだったらいいんだよ。』
「しつこい。わかったわよ。明日、バイト一緒にあがるからこの前のファミレスね。おごりだから。」
『ちょっ、大吾に代わるから。』
私の顔を心配そうに茉莉ちゃんが見ている。
私が彼氏くんと話すより茉莉ちゃんと話した方が安心するかなって思い携帯を差し出した。
笑顔で頷くと、茉莉ちゃんは電話に出た。
電話で何か言っている彼氏くんの言葉を聞きながらまた涙を流していたけど、うんうんって頷いていた。すぐに電話は切って茉莉ちゃんは全く話をしていなかった。
「由実ちゃん、ありがとう。今日は帰るって。」
泣いていたけどその表情はあきらかに今までと違って穏やかだった。
「ねっ?きっと大吾くんは茉莉ちゃんしか見てないし、浮気してるようにはみえないでしょ?」
そういうとまた大粒の涙を流しながら頷いていた。
そして、昌くんが言っていた誰かにはめられたっていうことと、彼氏くんがモテるってことを伝えたらうれしそうに彼氏くんのことを思い浮かべているようだったから、
「ねぇ、茉莉ちゃんは?大吾くんのどこが好き?」
って聞いてみた。
「えっ?どこだろう?全部かな。」
なんてさっきまで泣いていたのにもうノロケた。
しつこく、しつこくなるから渋々出ることにした。
「うるさいっ。今日は無理って言ってるじゃない。」
『じゃあ、いつだったらいいんだよ。』
「しつこい。わかったわよ。明日、バイト一緒にあがるからこの前のファミレスね。おごりだから。」
『ちょっ、大吾に代わるから。』
私の顔を心配そうに茉莉ちゃんが見ている。
私が彼氏くんと話すより茉莉ちゃんと話した方が安心するかなって思い携帯を差し出した。
笑顔で頷くと、茉莉ちゃんは電話に出た。
電話で何か言っている彼氏くんの言葉を聞きながらまた涙を流していたけど、うんうんって頷いていた。すぐに電話は切って茉莉ちゃんは全く話をしていなかった。
「由実ちゃん、ありがとう。今日は帰るって。」
泣いていたけどその表情はあきらかに今までと違って穏やかだった。
「ねっ?きっと大吾くんは茉莉ちゃんしか見てないし、浮気してるようにはみえないでしょ?」
そういうとまた大粒の涙を流しながら頷いていた。
そして、昌くんが言っていた誰かにはめられたっていうことと、彼氏くんがモテるってことを伝えたらうれしそうに彼氏くんのことを思い浮かべているようだったから、
「ねぇ、茉莉ちゃんは?大吾くんのどこが好き?」
って聞いてみた。
「えっ?どこだろう?全部かな。」
なんてさっきまで泣いていたのにもうノロケた。