愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
私はボソッと「薬?」ってささやくと隣にいた昌くんに聞こえてたみたいで、「ただの風邪薬」って返事がきた。
良かった。違法な薬とかじゃなくて。
話し込んでいる二人に聞き入っていると、
「茉莉ちゃん、マジで俺のせいでもあるから…本当にごめん。その子を問い詰めたら眠った大吾は全く起きないから迫ることも出来なかったって言ってた…俺も大吾はそんなことしないって保証する。今回は許してやってほしい。」
って昌くんが茉莉ちゃんに頭を下げていた。
「怒ってない。大吾が私から離れて行くことが怖くてたまらなかった。どうしたらしがみついていられるんだろうって…良かった、飽きられたんじゃなくって…」
って茉莉ちゃんは誰のことも責めたりせずにそういうから、私は涙が出てきた。
初めから茉莉ちゃんは誰にも怒ってなくて、自分を責めていたのだ。
私は手元のメニューを丸めると立ち上がって彼氏くんの背中を叩いた。
「こんないい子にこんなこと言わせて!今度したら本当に許さないんだからっ!」
私が何度もたたいていると隣にいた昌くんに腕をつかまれて止められた。
「おいっ、やめろよ。大吾だって反省はしてるよ。」
「茉莉ちゃんがどんだけ不安だったか、顔色も悪くてご飯も食べてないし、ふらふらなのにバイトに来て私に笑顔で挨拶したのよ。この子を傷つけたら私が許さないんだから。」
怒らない茉莉ちゃんの代わりに私が彼氏くんに怒りをぶつけてしまった。
後から考えても余計な事しちゃったなって思う…。
良かった。違法な薬とかじゃなくて。
話し込んでいる二人に聞き入っていると、
「茉莉ちゃん、マジで俺のせいでもあるから…本当にごめん。その子を問い詰めたら眠った大吾は全く起きないから迫ることも出来なかったって言ってた…俺も大吾はそんなことしないって保証する。今回は許してやってほしい。」
って昌くんが茉莉ちゃんに頭を下げていた。
「怒ってない。大吾が私から離れて行くことが怖くてたまらなかった。どうしたらしがみついていられるんだろうって…良かった、飽きられたんじゃなくって…」
って茉莉ちゃんは誰のことも責めたりせずにそういうから、私は涙が出てきた。
初めから茉莉ちゃんは誰にも怒ってなくて、自分を責めていたのだ。
私は手元のメニューを丸めると立ち上がって彼氏くんの背中を叩いた。
「こんないい子にこんなこと言わせて!今度したら本当に許さないんだからっ!」
私が何度もたたいていると隣にいた昌くんに腕をつかまれて止められた。
「おいっ、やめろよ。大吾だって反省はしてるよ。」
「茉莉ちゃんがどんだけ不安だったか、顔色も悪くてご飯も食べてないし、ふらふらなのにバイトに来て私に笑顔で挨拶したのよ。この子を傷つけたら私が許さないんだから。」
怒らない茉莉ちゃんの代わりに私が彼氏くんに怒りをぶつけてしまった。
後から考えても余計な事しちゃったなって思う…。