愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
「お前はうるさいよ。静かに食え。」
「だって、好きなものばっかり乗ってるんだもん。いいなぁ、男の人はそれ全部食べ切れるんでしょ?私には無理だもん。」
「残したらいいだろ?自分が茉莉ちゃんに言ってただろ。」
「それはあくまでも代わりに食べてくれる人がいること限定。残すと捨てられるんだよ?そんなもったいないことできません。」
私が顔を横に振ってこたえると、昌くんは少し笑っていた。
「俺が食べるだろ。そんなに小食じゃねぇだろ?少し残ったくらい俺が食う。」
なんてさらっとかっこいいこと言うからドキドキしてしまった。
悟られないように平静を装うのに必死で、
「なんだぁ、その手があったか!」
と冗談で言ってみると、昌くんは自分のチキンとウインナーを半分切って私のお皿に載せてくれた。
「えっ?食べていいの?」
「お前のチーズハンバーグ半分と交換な。」
って勝手に交換することが決定していた。でもチキンもウインナーも食べれるからいいや。
ハンバーグを半分に切ると、昌くんのお皿に載せた。
私って単純だなぁ。胸が痛くなったり、ドキドキしたり…。
引き返せなくなる前に早く踏ん切りをつけないと、またあんなに引きずるのは嫌だ。
辛くて、楽しい時間もなんだか辛くて、生きている意味を探し始めるあの感じ、すごく嫌。
「だって、好きなものばっかり乗ってるんだもん。いいなぁ、男の人はそれ全部食べ切れるんでしょ?私には無理だもん。」
「残したらいいだろ?自分が茉莉ちゃんに言ってただろ。」
「それはあくまでも代わりに食べてくれる人がいること限定。残すと捨てられるんだよ?そんなもったいないことできません。」
私が顔を横に振ってこたえると、昌くんは少し笑っていた。
「俺が食べるだろ。そんなに小食じゃねぇだろ?少し残ったくらい俺が食う。」
なんてさらっとかっこいいこと言うからドキドキしてしまった。
悟られないように平静を装うのに必死で、
「なんだぁ、その手があったか!」
と冗談で言ってみると、昌くんは自分のチキンとウインナーを半分切って私のお皿に載せてくれた。
「えっ?食べていいの?」
「お前のチーズハンバーグ半分と交換な。」
って勝手に交換することが決定していた。でもチキンもウインナーも食べれるからいいや。
ハンバーグを半分に切ると、昌くんのお皿に載せた。
私って単純だなぁ。胸が痛くなったり、ドキドキしたり…。
引き返せなくなる前に早く踏ん切りをつけないと、またあんなに引きずるのは嫌だ。
辛くて、楽しい時間もなんだか辛くて、生きている意味を探し始めるあの感じ、すごく嫌。