愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
喜んでいるうちに次々と服を脱がされる。
この手慣れ感は嫌だ。

「あっ、でもないよ?」

この前は昌くんが1個持ってたからいいけど…

「ゴム?買って来た。」

そう言うと鞄から箱を取り出した。
食べ物は買ってないくせにこれは買うって…
呆れた顔して見てたら引き起こされる。

「なぁ、今日は上に乗って。顔見てしたい。」

えっ?上?
混乱してる私を見て鼻で笑うとこれまた手早く自分も服を脱いで買ってきた箱から一つ取り出し、装着する。
それをついじっと見てしまった私に「お前結構変態だな」って言いながら私をベッドに引き上げる。

「上って…私上に乗ったことない…。」

そういうと意地悪に笑い、ベッドの上で胡坐を組んで座ったら、足の上に跨るように私を座らせる。

「このまま入れて。」

もう昌くんは興奮しているようで目が潤んでいて妙に艶っぽかった。
私は腰を上げるとそのまま腰を下ろすように私の中に昌くんのモノを飲み込んだ。

「うぅぅ~。」

自分でするってしたことがなく、変な声が出た。
でも笑われることはなく、後頭部と腰に手を回されると、溶け合うようにキスをされる。
私は必死で動いてみるけどもどかしかったみたいで、しばらくすると背中の方へ押し倒された。
それからはただただ、昌くんから与えられる刺激を受け入れて、声を上げるだけだった。
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