愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
なんかちょっと天然な茉莉ちゃんは私の毒気を抜いてくれる。
心のもやもやも笑うと少しすっきりした。
もうやめよう。この関係は自分を蝕んでいくだけだもの。本当の意味でボロボロになる前に。
「ねぇ、そろそろバレンタインでしょ?もう大吾くんにあげるもの決めたの?」
「う~ん、どうしよう…。私ってもらってばっかりで。本当は手作りのチョコケーキとか作りたいけど。」
「いいねぇ、泣いて喜びそうだよ。」
きっと失敗してもあの彼氏くんなら茉莉ちゃんが作ったってだけで美味しいって食べそう。
「でも作り方わからないし・・・。」
「家にオーブンある?電子レンジと一緒になってるかな?」
茉莉ちゃんは首を横に振る。
「じゃあさ、焼かないムースケーキは?めっちゃ簡単だよ。たしかレシピあったはず。」
私は前の彼氏に作ったことがある。すごく簡単なのに美味しくて彼にも好評だった。
私はレシピを書き留めてるノートをめくった。
「すごい!ノートにしてるんだね。私もそうしよう。たくさん作ったことあるんだ。」
「そんなことないよ。1回しか作ったことがないものがほとんどだし、成功しなかったものもあるし。前の彼氏のときにね、ちょっと頑張ってたの。」
「私もがんばろう!」
茉莉ちゃんの今の言葉、彼氏くんに聞かせてあげたい。
心のもやもやも笑うと少しすっきりした。
もうやめよう。この関係は自分を蝕んでいくだけだもの。本当の意味でボロボロになる前に。
「ねぇ、そろそろバレンタインでしょ?もう大吾くんにあげるもの決めたの?」
「う~ん、どうしよう…。私ってもらってばっかりで。本当は手作りのチョコケーキとか作りたいけど。」
「いいねぇ、泣いて喜びそうだよ。」
きっと失敗してもあの彼氏くんなら茉莉ちゃんが作ったってだけで美味しいって食べそう。
「でも作り方わからないし・・・。」
「家にオーブンある?電子レンジと一緒になってるかな?」
茉莉ちゃんは首を横に振る。
「じゃあさ、焼かないムースケーキは?めっちゃ簡単だよ。たしかレシピあったはず。」
私は前の彼氏に作ったことがある。すごく簡単なのに美味しくて彼にも好評だった。
私はレシピを書き留めてるノートをめくった。
「すごい!ノートにしてるんだね。私もそうしよう。たくさん作ったことあるんだ。」
「そんなことないよ。1回しか作ったことがないものがほとんどだし、成功しなかったものもあるし。前の彼氏のときにね、ちょっと頑張ってたの。」
「私もがんばろう!」
茉莉ちゃんの今の言葉、彼氏くんに聞かせてあげたい。