愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
バレンタイン
バレンタイン当日は恋人いない人限定の飲み会に参加した。
家にいても気持ちが塞ぐし、どうしても携帯ばっかり見ちゃうから…。
乾杯をして幹事兼盛り上げ役の後輩達がお決まりのビンゴゲームを始めた。
私も友達と話しながらカードと睨めっこしてると、空いていた私の隣に誰かが座った。
見てみると、元カレの優だった。
「えっ?どうしたの?」
「ハハッ、久しぶり。元気だった?」
私は驚きすぎて口が空きっぱなしになってしまった…。
「久しぶり、驚いた。ここは恋人いない人限定なはずだけど?」
「あー、まぁ、いないから呼ばれたんだよ。」
「え~!私と違ってすごく可愛くて大人しい子だったよね?」
「まぁ、もう過去の話だよ。俺は由実みたいに明るくて一緒にいて賑やかなほうが楽しいみたいだ。」
どうして?私のほうがいいって…
あんなに落ち込んで引きずったのに…
「そんな…、私だいぶ優のこと引きずってたのに。ひどい。」
「今は?今も引きずってる?」
優はつかめない笑顔で聞いてくる。
「残念、あとひと月、う~ん、クリスマス会に来てたら引きずってるって言えたかも…」
「アハハッ、そっかぁ、一足遅かったなぁ。残念…。」
笑顔を崩さずそう言うから真偽はわからない。
でも、この雰囲気が好きだったなぁって思い出される。
昌くんとは全然違う。
家にいても気持ちが塞ぐし、どうしても携帯ばっかり見ちゃうから…。
乾杯をして幹事兼盛り上げ役の後輩達がお決まりのビンゴゲームを始めた。
私も友達と話しながらカードと睨めっこしてると、空いていた私の隣に誰かが座った。
見てみると、元カレの優だった。
「えっ?どうしたの?」
「ハハッ、久しぶり。元気だった?」
私は驚きすぎて口が空きっぱなしになってしまった…。
「久しぶり、驚いた。ここは恋人いない人限定なはずだけど?」
「あー、まぁ、いないから呼ばれたんだよ。」
「え~!私と違ってすごく可愛くて大人しい子だったよね?」
「まぁ、もう過去の話だよ。俺は由実みたいに明るくて一緒にいて賑やかなほうが楽しいみたいだ。」
どうして?私のほうがいいって…
あんなに落ち込んで引きずったのに…
「そんな…、私だいぶ優のこと引きずってたのに。ひどい。」
「今は?今も引きずってる?」
優はつかめない笑顔で聞いてくる。
「残念、あとひと月、う~ん、クリスマス会に来てたら引きずってるって言えたかも…」
「アハハッ、そっかぁ、一足遅かったなぁ。残念…。」
笑顔を崩さずそう言うから真偽はわからない。
でも、この雰囲気が好きだったなぁって思い出される。
昌くんとは全然違う。