愛というものより~由実ちゃんと昌くん~
家に着くと鍵を開けて中に入ったとたん昌くんは後ろから私を抱きしめた。
「お前歩くのおせーからさみぃ。はぁ、やっと抱ける。」
「ん?やっぱりしたいだけじゃないの?」
「違うよ。お前の頭のほうが変態だからそういう発想が出てくるんだろ。こうしたかったってことだよ。」
そういわれて私は顔から火が出そうなほど恥ずかしくなった。
「ねぇ、ご飯食べた?」
「お前っていつも食べ物ばっかだな。おにぎり食った。」
「昌くんっておにぎり好きだよね。いつも食べてる。何か食べる?」
「チョコ。バレンタインだろ?くれねーの?」
私の目の前に手を差し出して催促される。
「逆にあると思ったの?」
「じゃあいらねー。」
すねた昌くんは部屋の中に入って行ってやっぱり自分の家かのように電気とエアコンをつける。
もうこの家に上がることはないって思ってたのに普通に昌くんがいることがうれしかった。
今までぽっかり穴が開いてると感じていた心は今は温かい何かで満たされていた。
「本当はあるよ。」
そう言ってデパートで買ってきた本命チョコを冷蔵庫から取り出すと昌くんに渡す。
「手作りじゃねぇの?買ってきたものならいらねー。」
なっ!そういわれるとは思わなかった。
「お前歩くのおせーからさみぃ。はぁ、やっと抱ける。」
「ん?やっぱりしたいだけじゃないの?」
「違うよ。お前の頭のほうが変態だからそういう発想が出てくるんだろ。こうしたかったってことだよ。」
そういわれて私は顔から火が出そうなほど恥ずかしくなった。
「ねぇ、ご飯食べた?」
「お前っていつも食べ物ばっかだな。おにぎり食った。」
「昌くんっておにぎり好きだよね。いつも食べてる。何か食べる?」
「チョコ。バレンタインだろ?くれねーの?」
私の目の前に手を差し出して催促される。
「逆にあると思ったの?」
「じゃあいらねー。」
すねた昌くんは部屋の中に入って行ってやっぱり自分の家かのように電気とエアコンをつける。
もうこの家に上がることはないって思ってたのに普通に昌くんがいることがうれしかった。
今までぽっかり穴が開いてると感じていた心は今は温かい何かで満たされていた。
「本当はあるよ。」
そう言ってデパートで買ってきた本命チョコを冷蔵庫から取り出すと昌くんに渡す。
「手作りじゃねぇの?買ってきたものならいらねー。」
なっ!そういわれるとは思わなかった。