友達のままでいいですか?
日常生活

太陽の光が眩しい。
まだ30分は寝れる!やった!
「羽癒!(うゆ)」
「起きてるんだったら稲(いな)を起こしてきて!」
えぇぇ、それぐらいお母さんがやればいいじゃない…
まぁいつものことか。
「はーい」
私は隣の部屋に行き弟の稲を起こしに行ってやった。
なんて優しいの!私!
「コンコン」
ドアをノックしても返事はない。
まだ寝てるのだろう。
羨ましい…
「ほら!稲!この優しいお姉様が起こしに来てあげましたよ!」
大声で叫んだけど返事はない。
「あのやろぉ…」
私は朝早く起きて起こしに来てやったのにあいつだけまだ寝てるのが羨ましい!!
「おい!!起きろ!!!!」
私はさっきよりも大声でドアをどんどんと叩いた。
「なんだよ!姉ちゃん!」
おっ起きた起きた。
「早く起きてよね〜」
そしたらいつも通りこの言葉が返ってくる
「もういいから早く運べよ」
と。
弟は今は小学5年生だけど3年生のときに事故があり車イスなのだ。
「はいはーい」
あっ!時間がやばいかも。
早く朝ごはん食べて行こっ!
急いで食べて準備してダッシュで目的地まで向かった。
「うみーおまたせー!」
白いセーラー服を着て黒い腰まである長い髪を風に吹かれながら1人の少女が待っていた。
「遅いよー5分遅刻」
もう!怒った顔も可愛すぎだよ!
女の私も惚れちゃうぐらい。
「ごめんごめん。さっ行こ!」
ゆっくり歩きながらうみの好きな人の話をして学校に向かう。
「おっ!2人ともはよー」
あっ!噂をすれば。
少しまずいかも…
「おっおっおは、おはひょう!」
うみが噛んでしまった。
うみの好きな人とはこの男。
阿間 与良(あま よら)である。
身長179。顔は普通。部活は演劇部。
あんまりモテない奴だ。
「うみ!落ち着いて!」
私はコソッと言った。
でも聞こえてないな…
もう阿間のことしか見えてないなこりゃ。
「おおぅ…おはよ」
阿間も困ってらっしゃるぞ!うみ殿!
「はいはい!学校に遅れますよー。」
と私が入ってみんなで学校に向かう。
やっぱ楽しいなー。
私はこんな日常がずっと続けばいいなとその時は思っていた。
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