笑顔のキミを

わたしをみて





次の日、わたしは学校に行った。

昨日凛斗くんが着ていた制服をみて安心した。

この町にきたけど、凛斗くんがどこに通っているかはさすがに知らなかったから。

だから同じ学校でよかった。



わたしは授業にはでていない。

モデルだしばれたくなかったし騒がれたくなかった。

そんなこといったら自意識過剰だって思われるかもしれないけど。



「テストが受かれば、そんなにこなくても大丈夫ですよ」

でも先生は意外にも寛大な心をもっていた。


「モデルの仕事を優先していただいて」

「ありがとうございます」

そういう意味ではなかったけど、でもありがたい。
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