笑顔のキミを


「っていうのはほんの冗談だ。だからそんな顔するな。それよりどうだ?合宿。いくか?」

「「「いきます」」」


3人の声がかさなった。


「お前ら仲良しだなあ。いいことだ。日程はいつでもいいか?こっちもバタバタでな、1泊2日になってしまうかもしれんが」

「全然それでかまいません。テニス部のほう優先してもらって」

「神谷ー、そんな寂しいこというなよ。っていう気持ちもあるが、悪いな。そうしてもらうわ」

「はい」

「あ、そうだ。これやる。これで遊んで、写真もたくさん撮れよ。じゃあそろそろ戻るわ」

「日程については改めて連絡するからー」

藤森先生、テニス部の休憩中にでもきたんだろうけどだいぶ長居してたよな。大丈夫かな。

でもあの性格なら、きっと大丈夫だろうな。

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