笑顔のキミを
「あ、そういえば今日の夜ってお二人とも暇してますか?」
「突然どうしたの??」
「いや、実はこれ・・・」
千夏ちゃんはそういいながらかばんからあるものをだした。
「え!花火じゃん!」
「そうなんです。なんか親が彼氏とでもしてきなさいって買ってきたんですけどね。そもそもわたし彼氏なんていないですしね、友達も全然いないですし。それで凛斗先輩とナナさんとできたらいいなあって。花火だったら写真もたくさん撮れるかなって」
「千夏ちゃんーめっちゃ嬉しい。やろう。思い出たくさん作っちゃお」
ナナは千夏ちゃんを抱きしめていた。
ナナは千夏ちゃんのこと妹みたいに可愛がってるんだろうな。
千夏ちゃんは心配してたけど、こうして2人をみていると本当の姉妹のようにみえてくる。