笑顔のキミを


「わたしたちに遠慮はなしだよ。撮ったからって怒らないし、むしろ写真部なんだから撮って当たり前くらいの感覚でさ」

「ですね。遠慮なしで」

「わかった」

たしかにいちいち撮った撮られたを気にしてたら疲れそうだ。


「あ、それで花火・・・凛斗先輩も夜大丈夫ですか?」

「うん。大丈夫だよ」

「よかったです。じゃあ今日の19時に川沿いの土手に集合でどうですか?」

「りょうかい」


花火か。

花火なんて全然やってないな。

花火大会も見にいくことなんてなかったし。

今年は思い出がたくさん作れそうだ。

< 187 / 390 >

この作品をシェア

pagetop