笑顔のキミを


俺の家は、咲良と家が隣同士だったからナナは知っている。

だからそれを避けるための嘘?


ああ、いくら考えたって仕方ないか。

ナナが話してくれるまで待つって自分でいったじゃないか。

考えすぎないようにしよう。




明日から8月。

すでに暑いけれど、本格的な夏といったら8月のイメージ。


そして明日は咲良の命日だ。

ナナももしかしたらお墓参りにくるかもしれないななんてことを帰りながら思っていた。

< 196 / 390 >

この作品をシェア

pagetop