笑顔のキミを


「こうして今カメラが大好きになって夢ができたのはおじさんのおかげです。本当にありがとうございます」

「懐かしいな。俺は咲良にカメラマンになってほしくておもちゃのカメラあげたのに、まさかそれを凛斗にあげちゃうんだもんな」

「咲良らしいですね」

「でもそのおかげで凛斗がそうやって夢を持ってくれたなら俺は嬉しいよ。いくらでも相談乗るから。また家にも遊びにおいで」

「はい、そうさせてもらいます。ありがとうございます」

「そんな礼なんていらないよ。凛斗ももう俺たちの家族みたいなもんなんだから」


うん、やっぱり大好きだ。

咲良がずっと優しかったのもおじさんとおばさんをみてたら納得。

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